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漆器の豆知識

ここでは、漆器を扱う際に、知っておくと便利なマメ知識をご紹介していきます。
下記内容についてもっと詳しく知りたい場合や、下記以外にご質問等がありましたら、お気軽にお問い合せのページよりお問い合わせください。

  1. 漆器製品の取扱上の注意

    • 電子レンジ、オーブン、直火、火の近くでのご使用は避けてください。
    • 保温庫、冷蔵庫でのご使用は避けてください。
    • たわし、磨き粉でこすらないでください。
    • ご使用前にぬるま湯で洗ってからご使用ください。
    • 塗り物ですから臭いが残っている場合は、お湯につけこんでいただくか風通しの良い場所に干して臭い抜きをお願いします。
    ※万が一、漆が剥がれたり、傷がついてしまった場合は修繕もお受けしております。詳しくは修繕・名入れのページをご覧ください。
  2. 樹脂製品について

    樹脂製品は生産手段で次の2種類に分けられます。

    1. 熱可塑性樹脂

      ABS樹脂、耐熱ABS樹脂などプラスチックの粉末を熱で溶かして成型機に流し込み冷して固める。
      ABS樹脂の特徴
      耐熱温度:60℃ 衝撃に強く割れにくい。塗料との密着も良く、はげにくい。熱伝導率にやや欠けていて熱い汁物を入れると外側も熱くなる。軽い。漆器の素地として多く利用されている。
      耐熱ABS樹脂の特徴
      耐熱温度:80℃〜100℃ 食器洗浄機に使用可能。衝撃に強く割れにくい。塗料との密着も良く、はげにくい。軽い。
    2. 熱硬化性樹脂

      木質樹脂、ユリヤ樹脂、FRP樹脂などプラスチックの粉末を成型機に入れ高温で固める。
      木質樹脂の特徴
      耐熱温度:80℃〜100℃ プラスチックの粉末に木紛を50%混入していて、木製に近い手触り。耐熱塗料を施すことで食器洗浄機の使用可能。ABS樹脂などから比べると割れやすい。熱い汁物を入れても外側はやや熱いのみで、しかも冷めにくい。
  3. 製品の塗り加工について

    業務用の塗り製品は便利性・機能性が求められます。使い勝手のよいように工夫された塗り加工を以下に紹介します。

    1. 傷・指紋が目立たない工夫

      平らな表面に普通の黒や朱を塗るとどうしても塗るとどうしても傷が目立ちます。そこで刷毛目塗りや和紙塗りや石目塗りといった凹凸のある塗りを施すことによって多少目立たなくすることが可能です。
      生地自体に木目や線筋や布目が入っていると無地の生地と比べて断然目立ちません。
      指紋を目立たなくするために、塗りの艶を抑えて塗ることができます。艶の度合いも80%の艶といった具合に調整可能です。
    2. 傷がつきにくい工夫

      カタログ上で吟撰と表示されている商品がありますが、吟撰塗りとはスリキズ復元性のある画期的な商品質塗りです。光沢や硬度の自由設定も出来、仕上がりがとてもきれいです。
      モノトーン加工と表示されている商品は、光沢のないゴムを触るような感じの仕上がりで耐スリキズ性に優れています。他にもソフトコート加工といってスリキズ復元性のある塗りがあります。
    3. すべらないための工夫

      主に盆に施される塗りで、カタログ上でノンスリップ加工と表示されています。ノンスリップ加工といっても効きの弱いものから強いものまでさまざまです。あまり強くすると「ねちゃねちゃ」した感じになり、しかもホコリが目立つという欠点があります。ノンリップ加工を施していても水分や油分がついていたりすると、その効果は発揮できません。
      ハジキノンスリップ加工といって、ノンスリップの塗料を粒状おとしたタイプもあり、石目塗りのような仕上がりになります。石目塗りのノンスリップといった感じです。
      さらっとした感じがいいけどノンスリップ効果が欲しいという方は、ソフトコート加工がおすすめです。ただし弱ノンスリップですので、強い効果は望めません。
    4. はげにくい工夫

      ハードクリヤコート加工といって塗装した上に透明で表面硬度の高い塗装を施すと、長持ちします。
      当社でもお客様のご要望により天渕など比較的はげやすい箇所に塗ることがあります。
      又、金塗りなど比較的はげやすい塗装の場合、その上にハードクリヤをかけると通常より長持ちします。金瑞雲という塗りがカタログ上でも出てきますが、金塗りよりも丈夫です。蒔絵がはげないように蒔絵を保護するためにスーパーファインコート加工というものがあり、蒔絵をつけた後でクリヤ加工を施すと丈夫です。業務用で洗浄機対応の場合はおすすめします。
    5. 洗浄機に強い工夫

      おもに耐熱性の樹脂に耐熱性の塗料を施すことで、より丈夫な商品が出来上がります。

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